泌尿器科について
当科は、腎、尿管、膀胱、尿道の尿路系(尿の流れる部分)および前立腺、精巣、陰茎(男性生殖 器と称します)、そして副腎という内分泌臓器(ホルモンを分泌する臓器)、さらには後腹膜(腹膜 に包まれた腸の裏にある場所)に発生する疾患を取り扱っています。腎臓癌、膀胱癌や前立腺癌などの悪性腫瘍から前立腺肥大症や尿路結石、尿失禁などの良性疾患まで、外科的治療を中 心に診療を行っています。癌拠点病院という性格上、悪性腫瘍疾患の占める割合が多く、その治 療成績向上に全力を注いでいます。また最近では過活動膀胱や尿失禁、ED(勃起障害)などの生活の質(QOL)に関わる疾患にも力を入れています。当科は年間約1000例手術件数をこなしており、全国有数の施設の一つであるとともに、近年進歩している低侵襲治療である体腔鏡 手術などの最新医療技術も積極的に取り入れ、さらには2012年9月からは手術用ロボットDa v inciを導入しており、全国でもっとも数多くロボット手術をおこなっている施設の一つです。2014年から新しくロボット手術を始める医師に義務づけられている症例見学の対象施設に認定されました。このように当科は全国的にみても最も先進的な泌尿器科です。これら最新の技術を優しくもちいることで“出会えて良かった”と患者さんに満足していただける医療を目指しています