平成24年4月1日、病院長を拝命いたしました。 今年度から、「病院の基本理念」と「基本理念実現のための3つの柱」を改定いたしました。その内容について説明します。基本理念でうたっている、「患者さんと協働して、心のこもった、安全で質の高い医療を行います」については、安全で質の高い医療は、医療者であるわれわれと患者さんとが協力して作り上げるものとの考えです。 基本理念実現のための3つの柱では、まず第一に、「チーム医療」を掲げています。チーム医療というと医師、看護師、薬剤師、検査技師などの医療者同士のチームを想像しがちですが、チームのなかには、必ず、患者さんが入ります。患者さんの参加がなくして、よい医療はできません。また、信頼され満足される医療の主体は患者さんでありますが、市立病院として、市民の皆さんにも信頼される病院でありつづけたいと思っています。 第二に「地域医療機関との連携」と「救急医療」、「高度専門医療」を掲げています。病院ごとの機能分化が進む中、当院の役割である、救急医療、高度専門医療を行うためには、地域の医療機関にご紹介いただくこと、そして、当院の役割が果たせた時点では転院、逆紹介させていただくことが必須になっています。広島市全体の医療のことを考えて、当院の役割を明確にしていきたいと思っています。 第三に、「健全な病院経営」と「すぐれた医療人の育成」を掲げました。市立病院だからといって、赤字経営が許されるわけではありません。また、新臨床研修制度が始まって、8年が経過し、当院のような臨床研修病院では初期研修医の教育は最重要課題の一つです。初期研修医だけでなく、医師、看護師、薬剤師、検査技師の教育は生涯教育であり、大学にだけ頼るのではなく、当院として、医療人を育てていくシステムが構築できたらよいと思っています。 「病院の基本理念」の実現のためには、多方面のみなさんの協力が必要です。先頭に立って、がんばりますので、よろしくお願いいたします。
患者さんと協働して、心のこもった、安全で質の高い医療を行います。
基本理念実現のための3つの柱
当院は、生命の尊重と人間愛を基本に常に医療水準の向上に努め、専門的で倫理的な医療サービスを提供し、市民の健康と福祉を増進を保証することを目的とし、次のとおり病院理念綱領を定めています。