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ページタイトル:公衆衛生部

スタッフ 産業医

公衆衛生
名前 役職 主たる
診療分野
専門領域
望月久義 公衆衛生部主任部長
(兼)内科部長
(兼)健康管理センター医師
糖尿病
内分泌代謝
日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医・指導医
産業医

公衆衛生部の活動内容

多角的な面から、職員の医療従事者としての積極的な病院感染防止活動への参加を促し、かつ健康自己管理意識の向上に努める

1.各種の病院感染対策

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌(VREF)、ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、多剤耐性結核菌などの多剤耐性菌への対応(抗生物質・抗結核剤使用方法の指導など)やその他の各種感染症防止活動を行う
  • 交差感染防止のための手洗いや消毒薬の適正使用の指導など
  • その他、消毒と滅菌などについての標準化と個別指導を行う
  • O−157・サルモネラ・腸炎ビブリオ・ブドウ球菌食中毒対策など食品衛生監視活動(厚生省のガイドラインに準拠)を定期的に実施する
  • インフルエンザなどの季節的流行感染症に対しては、毎年秋季にワクチンの接種を勧奨する
  • 職務上曝露による感染防止活動
    • 針刺し事故によるB・C型肝炎、HIV感染などの防止活動
    • 事故時のHBIG・HBワクチン、抗HIV薬の予防的投与を適宜行う
    • 感染事故時の面接・健康管理指導及び公務災害認定申請手続きを行う
    • 適宜、感染事故防止の指導を行う
    • 結核などへの職業的濃厚曝露時の定期外健康診断実施やINHの化学的予防内服の指導を行う
     

2.職員の安全衛生管理などの産業保健活動

  • 職員の各種検診を行う(労働安全衛生規則に基づく)
    • 採用時検診
    • 定期検診(前期・後期)
    • 成人病検診(35歳以上)
    • B型肝炎検診(職域検診)
    • 結核検診(職域検診)
    • VDT検診
    • 腰痛検診など
  • 各種検診の有所見者には適宜面接し、フォローや精査・治療などの勧奨を行う
  • 職業的曝露に対するHBs抗体獲得のためにHBワクチンの定期的予防接種を行う
  • 全職員にツベルクリン反応を行い、経時的記録として保管しておく
  • 職場の安全衛生環境を把握・改善するために病院内巡視活動を定期的に実施する
最近、マスコミでもよく取り上げられる新興・再興感染症の言葉の如く、新たな多剤耐性菌の出現や病院内結核集団感染の増加、医療従事者の針刺し事故によるHIV感染の危険性やその対策(事故時の抗HIV薬の予防的内服)、新型インフルエンザウィルス、クロイツフェルト・ヤコブ病、レジオネラやクリプトスポリジウム感染の問題などup to dateな話題が多く、今後感染症対策はますます積極的な活動展開が求められています。なかでも、HIVへの職業上曝露後の予防的化学療法に関して、米国公衆衛生局の勧告(1996年)が2001年新たにそのガイドラインについての追加・感染制御チームの位置づけ変更が行われ、その背景にはここ僅か数年間でのHIV医療の飛躍的な進展があります。このように近年感染症を取り巻く国内外の状況がめまぐるしく変化していることをふまえて、わが国においても旧「伝染病予防法」が100年ぶりに改正され、従来の「性病予防法」、さらに通称「エイズ予防法」といった単一疾病の対策法を廃止・統合して、平成11年4月1日より感染症新法「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が制定され、平成15年10月、改正施行されました。さらに平成19年4月1日には「結核予防法」が統合され、それに伴い、本法と地域医療との対応がきわめて重要となってきております。
 
このような最近の感染症動向や医療行政の動向を視野に入れて、当院においても従来の病院感染対策委員会に加えて新たな実務部隊として病院感染制御チーム(ICT)を結成し、看護部感染対策委員会などとも連携をとって現在多角的に活動中です(参考資料1,2)。職員の教育・啓蒙活動はもとより、将来的にはLANなどにより感染症サーベイランス、疫学情報などの開示や他の医療機関・行政機関との感染症危機管理対策ネットワークを構築し、そのための具体的活動内容を病院内外に明示することにより、病院職員全体の安全衛生意識の向上を図り、ひいては市民の方々へのより良質な医療を提供することを目指しています。
■感染制御チームの主な業務内容
サーベイランス

疫学調査業務
  1. 院内における感染症発生状況の監視と感染源・感染経路の追究調査
  2. 院内環境汚染の実態調査や保菌者(MRSAなど)の把握
  3. 院内疫学情報の把握
  4. 抗生物質使用状況の把握
  5. 感染事故発生状況の把握
教育・指導・評価
および
ネットワーク構築業務
  1. 定例会議(ミーティング)の開催(最低1回/月)
  2. 職員の教育・啓蒙活動(ポスター展、講習会の開催など)
  3. 病院内各部門との連携・協力(職員へのアンケート調査、情報開示など)
  4. 感染予防対策(処置・治療)に関するコンサルテーション・指導・評価(施設・設備的対応も含む)
  5. 感染対策マニュアルの作成および改訂
  6. 感染対策ニュースの発行
  7. 院内巡回(1回/1〜2ヶ月)
  8. 他施設・地域医療との感染対策ネットワークの構築(研究会・学会活動も含む)
  9. 患者・家族・地域住民への対応