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ページタイトル:通院治療センター

通院治療センターでは
各科医師・看護師・薬剤師・栄養士などとカンファレンスを定期的に行い
化学療法病棟と連携をとりながらチーム医療を推進し
安心・安全、確実な医療の提供をめざしています。

スタッフの紹介

通院治療センター
名前 役職 主たる
診療分野
専門領域
岩本 康男 部長 肺癌の診断、化学療法 特定非営利活動法人西日本がん研究機構理事
日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医
日本呼吸器学会指導医・専門医
日本呼吸器内視鏡学会指導医
日本内科学会認定医

 がん化学療法看護認定看護師 M井千恵

開設

広島市立広島市民病院は広島市の中心部に位置する、26の診療科、救命救急センターを備える地域基幹病院です。2006年8月にはがん診療連携拠点病院に指定されました。
2002年より病院の増改築が始まり、2006年5月には新棟が完成し、その4階に通院治療センターが完成しました。
年々増加する化学療法患者に対応するため、当院においては以前より中央処置室を利用して化学療法を行っていましたが、すぐ横で救急患者の診療を行われているという、化学療法に適した環境とは言えませんでした。
 
そこで2005年2月より外来化学療法検討部会を立ち上げ、ペインクリニック10床を利用して外来化学療法室を開設しました。実際に外来化学療法室を運営し、検討を重ねた後、本年5月の通院治療センター開設となりました。
 
>>化学療法病棟 通院治療センター紹介 ページへ

概要

ベッド数・広さ・院内での立地・アメニティ等
当院の通院治療センターは新棟外来の4階にあり、総面積192平方メートルでリクライニングチェアーが12脚とベッドが4床で、最大一度に16名の患者さんの治療を行うことができます。
通院治療センターは日当たりが良く、大きな窓からは広島城公園を望むことができます。治療中は隣の患者さんと談笑したり、リクライニングチェアーにはカード式のテレビを備え付けられ食事をしながらテレビを見たり、読書を楽しむなど、リラックスした雰囲気の中で治療を受けられるようしてあります。
パーティションカーテンで患者さんのプライバシーが保てるようにも配慮されています。

体制その他

スタッフ体制、院内連携、患者数実績、診療時間(夜間休日対応)、レジメンの統一など
通院治療センターは外来部門に属しており、主任部長(副院長)、副部長1名(日本臨床腫瘍学会認定専門医)、当番医師1名(各関係科より交代性)、専任薬剤師1〜2名(隣接する調剤室にて抗がん剤の調製や薬剤指導を行う)、化学療法専門病棟から看護師3名(交代制で1名は化学療法認定看護師である)で構成されています。当番医師は午前午後の交代制で勤務中は通院治療センターに常駐しています。
 
2008年度には7,347件、月570〜680件(1日平均35件、最大55件)の化学療法が行われました。科別に見ると乳腺外科が約半数を占めており、外科・内科・呼吸器内科・婦人科・放射線科が続いています。(下記の図を参照)
診察医は電子カルテで外来用に登録されたレジメンで化学療法オーダーを行うことができ、同時に通院治療センターのベッド予約が行えるようになっています。(レジメン:化学療法のレジメンは各科から提出されたものを薬剤部が電子カルテ上に登録しています。新たなレジメンの登録の際は、エビデンスとなる論文を提出し、それに基づいて、提出された資料・内容を充分に検討してレジメン採用の可否を決定しています。)
 
近年抗癌剤の過剰投与等の医療事故が問題になっていますが、当院の電子カルテシステムでは各種抗癌剤の投与量の管理(上限値の設定や過剰投与の防止)が確実に行え、一定の休薬期間を経過しないと次の治療を行うことができない休薬完了というシステムが設定されています。
ただコンピューターのみに頼るだけではなく、実際の調剤の場においても、専属の薬剤師が通院治療センター内の無菌調剤室で調剤する折に、当番医が担当医の指示量と相違ないかをダブルチェックするようにして安全性が担保されています。
また投与時も全てのプロトコールで投与順序・投与時間が決められ、厳守するように周知徹底しています。
 
化学療法は多職種による堅密なチーム医療が求められます。チーム医療を実践するために、情報を共有し職種・臓器の枠を超えた知識を得ることが大切です。そのために月2回のオンコロジー・カンファランスを開催しています。このカンファランスは各科の医師だけでなく薬剤師、看護師、他の病棟スタッフや研修医も参加し、診療科や職種の枠を超え、患者さんの治療方針や臨床上の問題点について活発な討議を重ねています。
 
2006年8月からはこのカンファランスとは別に月1回のペースで臨床腫瘍学教育プログラムを開催しています。これは各科医師・薬剤師・がん化学療法認定看護師の持ち回りで、約1時間ずつレクチャーを行うものです。通院治療センターの看護師は病棟・外来業務を通じて、がん化学療法について常に最新の研修を受けるシステムとなっています。
あわせて月1回外来化学療法検討部会も開催しています。通院治療センタースタッフ・各科医師・薬剤師・事務職員が集まり、外来化学療法における問題点を検討しています。
 
当院の新しい試みとしては、外来部門である通院治療センターと入院部門の病棟との連携が挙げられます。これはモデルケースとして病棟の1つを化学療法及び放射線治療専用の病棟とし(内訳は内科11床・呼吸器内科11床・放射線科4床・外科3床)がん治療に当たっています。
この病棟の看護師は通院治療センター勤務も兼ねています。血液内科の症例で血液毒性を含む重篤な副作用が予想される患者さんや、合併症のある患者さんを積極的に受け入れ治療に当たっています。他の病棟に入院し化学療法を行っている患者さんでも、治療中に重篤な血液毒性などの副作用が起こった場合は、当病棟に転棟し支持療法を行っています。また外来通院治療中の患者さんの夜間連絡として電話トリアージを行い、適切な情報を提供しながら救急外来と連携するなど、院内のがんセンター的役割を果たしています。

通院治療センター利用状況

通院治療センター利用科の割合